見えない壁は、パントマイムの代表的な練習です。
ただ手を前に出すだけでは、壁のようには見えません。
最初に確認したいのは、手の高さです。
右手と左手の高さが大きくずれると、壁の面が分かりにくくなります。まずは、手のひらが同じ面にあるようにそろえます。
次に、固定点です。
壁に触れた手が、その場に残っているように見えるかを確認します。手が身体につられて動いてしまうと、壁が動いて見えます。
身体との距離も大切です。
壁に近すぎると窮屈に見え、遠すぎると触れている感じが薄くなります。肘や肩に無理が出ない位置を探します。
目線も確認します。
手だけを動かすのではなく、壁の面を見ることで、空間が伝わりやすくなります。
練習するときは、動きを増やしすぎない方がよいです。
触る。
止まる。
少し押す。
離れる。
このくらいから始めると、形が崩れにくくなります。
見えない壁は、派手な技ではありません。
でも、固定点、重心、目線、手先の確認が入っているため、パントマイムの基礎を整える練習になります。
レッスンでは、見えない壁、固定点、物を持っているように見せる動きなど、目的に合わせて基礎から確認します。