
普段の運動量で食事の改善でも少しずつ体重は落ちていきました。ただ、変化は微々たるものです。そしてどうしてもこれ以上痩せないな、という体重の壁がありました。46kg、体脂肪率18%。これでも十分と思われるかもしれませんが、20代の時の同じ体重、体脂肪率と、40代のそれとは、体型に雲泥の差がありました。
ただ、これ以上食事を減らすのは非現実的でした。
だって、そもそも日々の摂取カロリーが1300〜1600ckalで、そんなに食べてないのです。この時は、1000ckalくらいにしていました。これだと必要なビタミンミネラルが摂れないです。口内炎などができる日もありました。
というわけで、私には運動の追加が不可欠でしたが、私は、パントマイムアーティストなので、日常的に身体を使う仕事です。舞台に立つ日もあれば、指導で一日中動きっぱなしの日もあります。ちょっと大変だな、と思いましたが、しょうがないな、と思って本格的に始めることにしました。
まずは毎日の生活に軽負荷トレーニングを足す
最初は、日々の生活の中で軽負荷トレーニングを足していきました。パントマイムの練習をするときも、日々の生活の中でいつもやっていますが、その中にトレーニングを足しました。これはもう今も毎日やっていて、考えなくても勝手に体が続けています。
いろいろとやっていますが、1つだけ紹介します。
お腹を凹ませる
実は、ダイエットについて本格的に考える前からお腹を凹ませるのは日常的にやっていました。ノッポさんの自伝にそういうふうに書いてあったからです。なので、まずお腹について何も考えていない方は、気づいた時にお腹を凹ませるのをやってみてください。息をして、お腹に力を入れてお腹を凹ませます。あの・・・小さい時に肋骨を出してお腹を凹ませて遊んだりしたことないでしょうか?あれです。長い時間、またはこまめに維持します。最初は、お腹を凹ませる感覚が掴みにくいかと思いますが、そのうちに慣れてくると、凹ませられるお腹の面積が増えてきますし、いろんなバリエーション(お腹を凹ませた後姿勢を変えたり、腹筋の力の入れ方を変えたり)などできるようになってきます。
チョコザップから始めて、ゴールドジムの近くに引っ越した
次に始めたのは、24時間営業・着替え不要・月額低価格の「チョコザップ」でした。3000円台でジムに通えるなんて安いですよね。土足で着替えなく行けるのもハードルが低く、気軽でした。
結構楽しくやっていたのですが、引っ越して、チョコザップが近くなくなったので、家の近くにあった大手のフィットネスクラブに行くようになりました。もう一度引っ越しをして、ゴールドジムに変更しました。
さらに引っ越して、ゴールドジムの近くに住むようになりました。
結論から言うと、トレーナーさんがいるフィットネスクラブの方が、私はちょっとモチベーションが上がりました。
場所によるとは思うけどこんな特徴があります。
・スタジオレッスンの有酸素運動(私はバイクに乗るよりこっちが好き)
・トレーナーさんにメニューを組んでもらえる、フォームを見てもらえる
→マシンの使い方はyoutubeなどでもありますが、同じ時間で効果を享受するならトレーナーさんに教わる方がいいと思います。もちろんパーソナルトレーニングはダントツにいいと思いますが、大手のフィットネスクラブやゴールドジムなどでの「初心者向けの無料トレーニング講習」はとても良いと思います。
・モチベーションの高い利用者が多くて、こうなりたいな、というふうに思える
・高性能な体組成計がある! 楽しい!
・ストレッチポールやバランスボールなどもある!楽しい!
特に、高性能な体組成計は、ダイエットのモチベーションにとっても有用だなと思っています。
行ったら楽しいな、と思う範囲がおすすめ
運動は、忙しい毎日の中で「自分のために使う時間」です。
負荷をかけなければ筋トレにはならないけど、疲れている時、やる気が起きない時、筋肉痛になりたくない時は、マシンの負荷を軽くして、まずフォームの練習をします。それでやる気が出てトレーニングができる日もあるし、何より運動量は0→1になります。
少しだけでも、筋トレでも、ストレッチでも結構リフレッシュできていいものです。また、少しでもできたと言うこの小さな達成感が、明日の心と体を支えてくれる、と実感しています。そのためには「楽しい」と思う範囲で行くのが続くと思うので、時々は頑張りつつ、頑張れない時は緩めに行くのもありなのではないかと思います。
「毎日1時間やらなきゃ」「週3以上通えないと意味がない」といった思い込みは、むしろ運動から私たちを遠ざけます。「たとえ1日10分でも中強度の運動を積み重ねることで、代謝やメンタルに有意な改善が見られる」といった報告があります。
“できる範囲でコツコツ”の方が、継続性と効果のバランスが取りやすいのです。
筋トレはアンチエイジングにもなる
筋力トレーニングは、単に筋肉をつけるだけではありません。アンチエイジングの効果もあるのです。
・肌にハリが出る:筋トレにより成長ホルモンやテストステロンの分泌が促進され、皮膚のターンオーバー(新陳代謝)が活性化されます。特にコラーゲン生成の促進が報告されており、肌の弾力性・保水性の改善に寄与します。
運動頻度は中~高強度の筋トレを週2~3回、大筋群(脚・背中・胸)を中心としたトレーニング
・血行・血流の改善:筋トレを週2〜3回+ 有酸素を週3〜5日(合計150分/週以上)で、1日20〜30分、軽〜中程度でOK。
実際にどうかな?と思うと、私自身は確かに前より顔色が良くなった実感がありました。
また、ダイエットが進まないときも「アンチエイジングに役立つ」と思うことで運動を続けるモチベーションが下がらなかったです。知識を得ることは大事だなと思います。
生活の質も上がった
ジムでの筋力トレーニングは、食事で減らした体脂肪の維持もできる上に、よりたくさんご飯が食べられるようになりました。また、いろんなことに挑戦しよう!というフットワークも前より軽くなった気がします。
ダイエット以上に、毎日を楽しくする様々な効果があるので、運動は苦手だな、と思う方も「できる範囲で」チャレンジすることをお勧めいたします。