お教室・レッスン選び!こんなサインは要注意

新しいことに挑戦しようと一歩を踏み出すのは、本当に素晴らしいことですよね!
ダンス(バレエ、ジャズダンス、ストリートダンス)、演劇や朗読や養成所、そしてパントマイムの世界は自己表現の喜びや新たな発見に満ちています。


もしかしたら、もうすでにどこかの教室で学んでいる方もいるかもしれませんね。
でも、いざ教室を探し始めると、どこを選べばいいのか迷ってしまうことも。

「せっかくなら、自分に合った良い環境で学びたい!」
そう思っているあなたのために、今回は「ちょっと立ち止まって考えてみてほしい」教室のサインについてお話しします。ネガティブなことではなく「より良い選択をするためのヒント」として参考にしてみてくださいね。

こんな教室は、一度立ち止まって考えてみよう

これから挙げる項目は、あくまで一般的な目安です。
すべてに当てはまるからといって「絶対ダメ」というわけではありませんが、もし当てはまる点があれば、一度冷静に状況を評価し、他の選択肢も視野に入れてみることをおすすめします。

もし今通っている教室に、これから挙げるような「あれ?」と感じる点があるなら、それはよりあなたに合った場所を見つける良いサインかもしれません。

1. 料金体系が不明瞭だったり、最初から非常に高額だったり、後から追加費用が多いと感じる

「初期費用は安かったのに、教材費や発表会費用で予想以上にお金がかかった」
「月謝以外にも、よくわからない名目で費用が発生する」といった経験はありませんか?
また、最初から提示されている金額が相場と比べて非常に高額だと感じる場合も、慎重になった方が良いかもしれません。また、教材費などが、入会後に次々と出てくるのは、少し戸惑ってしまいますよね。

チェックポイント: 料金に関する説明が曖昧だったり、後出しジャンケンのように追加費用が発生したりする教室は、注意が必要です。入会前に、総額でどのくらいの費用がかかるのか、具体的に確認した上で、他の教室とも比較してみましょう。信頼できる教室は、料金体系を明瞭に提示しています。

2. レッスン内容やカリキュラムが、なんだかしっくりこない

「何のためにこの練習をするのか、目的がはっきりしない」
「初心者向けのクラスなのに、いきなり難しい説明、内容を求められてついていけない」
「毎回、同じような内容の繰り返しで、上達している実感が湧きにくい」と感じることはありませんか?

チェックポイント: レッスン内容やカリキュラムがしっかり組まれていないと、あなたの成長も停滞しがちです。体験レッスン時に、レッスンの進め方や目標について質問してみましょう。具体的な上達のロードマップが見えない場合は、再考の余地があります。

3. 講師やスタッフの対応に違和感がある(贔屓やハラスメントのサインも含む)

「講師が高圧的で、質問しづらい雰囲気がある」
「生徒の意見にあまり耳を傾けず、一方的に話を進める」
「スタッフの対応が不親切だと感じる」
「他の生徒さんの噂をする(有名人、悪口など)」
「他のスクールや先生の噂をする」
「他の人のレッスンを受けないでほしいと、納得できる理由なく先生が言ってくる」
こんなサインは注意です。

さらに、「特定の生徒ばかりが優遇されているように感じる」ことや、「体型や見た目に対して不適切な発言をする」「失敗に対して過度に叱責されたり、個人的な攻撃だと感じる言葉を浴びせられたりする」「身体的な接触が不適切だと感じる、または精神的に追い詰められるような言動がある」といった、ハラスメントのサインがある場合もリスクの可能性があります。

チェックポイント: 安心して学べる環境には、講師やスタッフとの良好なコミュニケーションが不可欠です。特に、贔屓やハラスメントの兆候は、学習意欲だけでなく心身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。
講師やスタッフの雰囲気、生徒との接し方をよく観察しましょう。
あなたが心地よく、伸び伸びと表現できる場所を選ぶことが大切です。

習い始めると「ここしかない!」と思いレッスンが自分の気持ちに合わなくても受講を続けがちですが、多くの場合は他にも教えてくれる人はいます。Youtubeもあったりします。


良い講師や学校は、お金を出しているのはあくまで生徒さんであり、大事な時間と人生を費やして真摯に取り組んでいるということを大前提として理解しているはずで、納得して楽しく受けられることを目指します。

4. 生徒さんたちが、あまり楽しそうに見えない

「レッスン中、生徒さんたちが笑顔を見せず、緊張しているように見える」
「講師の目を気にしすぎている生徒さんが多い」
といった様子を見かけることはありませんか?

チェックポイント: 教室の雰囲気は、実際に通っている生徒さんたちの様子に表れます。見学の際には、生徒さんたちの表情やレッスンの様子をよく見てみましょう。生徒さんたちが生き生きと、楽しそうに学んでいる教室こそ、あなたにとっても良い場所である可能性が高いです。

5. 「学校」と謳っていても、実際は私塾

「〇〇学校」「〇〇スクール」という名称を使っていても、「学校教育法」に基づく学校ではなく、個人や団体が運営する「私塾」である場合も多いです。
提供される教育内容や施設、サポート体制などが、「学校」と聞いてイメージするものと異なる可能性があるので、確認しておくと安心です。
また、学校」と謳っていて自分が「専門学校」や「高校」として通いたい場合は、途中で倒産されたら困ってしまいますよね。私立の学校法人の場合、経営状況を調べてみましょう。

チェックポイント: 「学校」と謳っていて自分が「専門学校」や「高校」として通いたい場合は、その教室が「学校教育法」に則った正式な学校であるか、資本金、経営状況を確認しましょう。
確認方法としては、各都道府県の教育委員会や、所轄官庁のウェブサイトで認可を受けている学校の一覧を調べてみるのが確実です。また、ウェブサイトの「法人概要」や「沿革」なども参考にできます。

6. 先生の実績や経歴が曖昧、人間性が不明

「講師の経歴が具体的に書かれていない」
「講師が非常に神格化されているが、どんな人となりかあまりよくわからない」
「過去の実績が、漠然とした表現で分かりにくい」
「講師が”生徒が上手になったのは自分のおかげだ”と言っている」
「守秘義務があるのではないかと思われることを公表している」といったことはありませんか?

チェックポイント: 先生の実績や経歴は、その教室の信頼性や指導の質を見極める上で大切な情報です。可能であれば、先生のウェブサイトやSNS、関連する団体の情報などを調べてみると良いでしょう。過去の出演情報や指導歴、受講生の体験談などが具体的に示されているかなどを確認してみてください。


また、講師が過度に神格化されている教室も、冷静に見つめて「このレッスンは自分の身になるか」判断する方が良いです。

また講師が「この生徒は私が教えたから上手になったんだ」と言う場合、ちょっと立ち止まってください。

当たり前のことですが、生徒側から「この先生に教えていただいたから上手になった」と言うのは良いことですが、講師が自ら言うものではないです。レッスンはあくまで本人の能力を引き出すためのもので、生徒自身の努力がなければ上手になるわけがありません、、。

7. 強引な勧誘や入会を急かすプレッシャーがある

「体験レッスン後、その場で入会を強く勧められ、断りづらい雰囲気になった」
「『今入会しないと特典がなくなる』など、焦らせるような言葉を言われる」
「検討する時間を与えられず、即決を求められる」といった経験はありませんか?

チェックポイント: 良い教室は、生徒さんの意思を尊重し、納得して入会してもらうことを望みます。強引な勧誘や、考える時間を与えないような教室は、もしかしたら生徒の数を増やすことだけを優先しているのかもしれません。焦らず、じっくり検討する時間を取りましょう。

あなたにぴったりの教室を見つけるために

これらのサインは、あなたが「より良い選択」をするためのガイドラインで、一つの提案です。
もし気になる点があったとしても、他に良い部分があるのであれば冷静に考えて通い続けるのも正解の選択です。


ただ、今通っている教室に悩みを抱えているなら、新しい環境を探すのは決して後ろ向きなことではありません。

「根気がなくてすぐ辞める」のと「ここは違うと思って新しい場所を探すために辞める」のは全く違います。

疑問を感じた場合は

  • 複数の教室を比較検討する
  • 体験レッスンを積極的に利用する
  • 利害関係のない、信頼できる知人(できたら複数名)に相談してみる

のがおすすめです。

新しい挑戦は、あなたの毎日をより豊かに、そして輝かせてくれるはずです。この記事が、あなたが心から楽しめる、素晴らしい教室と出会うための一助となれば幸いです。あなたの表現の世界が広がることを心から願っています!