パントマイムというと、見えない壁を思い浮かべる方が多いかもしれません。
もちろん、見えない壁もパントマイムの代表的な表現です。
でも、それだけではありません。
パントマイムは、言葉を使わずに、身体で空間や気配を見せる表現です。
そこにないものを、あるように見せる。
動いていない時間に、意味を持たせる。
目線や手先だけで、場面の空気を変える。
たとえば、何かを持っているように見せるとき。
本当に物を持っているわけではありません。
けれど、手の形、重さのかけ方、腕の角度、目線がそろうと、見る人の中に物の形が立ち上がります。
人形のように止まる動きもあります。
ロボットのように、関節を分けて動かす表現もあります。
人間マネキンのように、そこに静かに存在する演出もあります。
パントマイムは、派手に動くことだけではありません。
小さく止まること。
少しだけ見ること。
間を取ること。
そうした細かな動きも、表現の一部です。
初めて見るときは、何を表しているかを当てようとしすぎなくても大丈夫です。
手先がどこを向いているか。
目線が何を見ているか。
止まったあと、どこから動き出すか。
そのあたりを少し見るだけでも、楽しみやすくなります。
パントマイムや身体表現については、レッスンページやメディア出演ページでも少しずつ紹介しています。